私のおばあちゃん。
恐怖のハジマリ
危篤
「えっ!・・・おばあちゃんが危篤!?」
「そうなのよ・・・ちょっとお父さんの方のお母さんがやばい状態らしいから病院にいって来るわねだから、あんた達は留守番よろしくね」
「う、うん。わかった」
小学六年生の夏休み。
私が珍しく早起きして自分の部屋がある三階から、二階のリビングに降りてきたら。
いつも早起きの母が朝のあいさつもそこそこに唐突に告げてきた。
顔もみたこともない父方側の母・・・"おばあちゃんの危篤"。