たとえ誰かを傷つけても
学校の近くの喫茶店に入った。
俺はミックスジュース、りーちゃんはアイスティーを頼んだ。
「八神君・・・今日は自転車じゃないの?」
「えっ? あぁ・・・もう大丈夫だっていうのにおかんが心配してさー今日は電車で行けって。二駅だから自転車の方が便利なんだけどな」
「そっか・・・」
りーちゃんはうなずいた。
「そう言えば中谷も自転車だったよな。家近く?」
「えっ?」
りーちゃんはびっくりしたように目を見開いた。
わ、なんか可愛いー
何気ないりーちゃんの仕草に俺の心はときめく・・・
馬鹿みたい・・・
「あ、ああそう近くなの・・・」
なんか口ごもったように彼女は言った。
それから俺達は何も話さず、運ばれてきた飲み物に口をつけた。
なんか、重苦しい沈黙が漂ってる。
こんな時、いつもの俺なら
「どうかしたの?」
とか聞いて話をふるんだろうけど、今日はどうしてもそんな気にならない。
りーちゃんがなんの話をしようとしているのか・・・
知るのが怖くてたまらない。
俺って本当に心の狭い人間だよな。
沈黙に絶えかねたのか、りーちゃんはやっと口を開いた。
俺はミックスジュース、りーちゃんはアイスティーを頼んだ。
「八神君・・・今日は自転車じゃないの?」
「えっ? あぁ・・・もう大丈夫だっていうのにおかんが心配してさー今日は電車で行けって。二駅だから自転車の方が便利なんだけどな」
「そっか・・・」
りーちゃんはうなずいた。
「そう言えば中谷も自転車だったよな。家近く?」
「えっ?」
りーちゃんはびっくりしたように目を見開いた。
わ、なんか可愛いー
何気ないりーちゃんの仕草に俺の心はときめく・・・
馬鹿みたい・・・
「あ、ああそう近くなの・・・」
なんか口ごもったように彼女は言った。
それから俺達は何も話さず、運ばれてきた飲み物に口をつけた。
なんか、重苦しい沈黙が漂ってる。
こんな時、いつもの俺なら
「どうかしたの?」
とか聞いて話をふるんだろうけど、今日はどうしてもそんな気にならない。
りーちゃんがなんの話をしようとしているのか・・・
知るのが怖くてたまらない。
俺って本当に心の狭い人間だよな。
沈黙に絶えかねたのか、りーちゃんはやっと口を開いた。