たとえ誰かを傷つけても

たとえ誰かを傷つけても

一体何が悪くてこうなったのか・・・
一体誰のせいにすればいいのか・・・

なんで好きな子から好きだと告白されたのに諦めなきゃいけないんだ? 
悪いのはりーちゃん? 柊真?


答えは分かっている。
全部俺、『八神俊介』が悪いんだ。

どうして柊真がりーちゃんのことを言いだした時、俺は自分の胸にりーちゃんへの思いを封印してしまったのか・・・

柊真が好きだから・・・
あいつとケンカしたくないから・・・

友情のためという言葉を使えばかっこがつくだろう。
でも、本当は違う。
俺はそんなにいい奴じゃない! 

本当に柊真のことを思っているなら、月曜日りーちゃんの話を聞いた時点で柊真に連絡が取れたはずだ。

引き延ばして引き延ばして・・・

結局二人とも傷つけて・・・
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