一人で生きてゆくつもりだった。
友達は笑ってた。


他の同級生の悪口を言って楽しんでる時みたいに、左の口角をあげて。


頬杖をついて笑ってた。


その子にも彼氏がいた。


悲しくはなかった。怒りがこみ上げてきたわけでもなかった。


ただ、悔しかった。


ただただただただ、悔しかった。


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