あまのじゃくな彼女【完】
「えぇっと・・・1202。あった」
目的の部屋は予想通りかなりの上層階。しかもワンフロアに2部屋しかないようだ。
オートロックはかいくぐったけれど、さすがに玄関は開けられない。正攻法でインターホンを鳴らした。
ピーンポーン
ピーンポーン
「・・・」
ピーンポーン
まさか、1人で倒れてなんかないよね・・・?
ピーンポーン
ピーンポーン
ピーンポーン
急に心配になり、インターホンを連打する。