あまのじゃくな彼女【完】
この状態じゃまともに話してくれる余裕もなさそうだ。とりあえず熱を見て考えよう。
「シュンちゃん、とりあえず1回熱はかろう」
ピピッピピッ
無理やり差し込んでいた体温計が鳴りそっと引き抜く。
「37度8分か」
薬を飲むかどうか微妙な所だ。汗はかいてきてるみたいだし、解熱剤飲んだ後なのかもしれない。
見ればベッドサイドには空のペットボトルが転がっていた。
水分補給できるように持ってきておこう。
持参した買い物袋を取りにリビングへ行こうと腰をあげる。
「いっ・・・!!」