あまのじゃくな彼女【完】
どうにか間に合い、ふぅ・・・っと一息つきパソコンを立ち上げた。
「あら、芽衣子スカート珍しいわね。って、それ制服?」
「よくわかったね。違和感無いかなって思ったけど」
いつもパンツスタイルを決め込んでいるせいか、芽衣子がすぐに気付いた。
「それがさぁ「はーい、朝礼始めますよ」」
課長がパンパンっと手を叩き、オフィスの注目を集める。
愚痴は後回しに、オフィスの窓側中央をむき立ちあがった。
「おはようございます。えぇーまず前月の売り上げについての報告です、が」
課長が朝から眠そうなトーンで朝礼をすすめる。
いつもならちゃんと頭に入るけど、朝から散々だったおかげで集中出来そうもない。