You are The One.
私達が待ち合わせ場所に着くと、花梨ちゃんともと君がとーっても仲良さそうに話してた。


「あの2人、盛り上がってんな」


「…!う、うん‼︎」


普通に話そうとするんだけど…さっきの出来事のせいで、なんかちゃんと話せない…。


あ、花梨ちゃん達に気づかれたみたい!


「あー!きたきたー!」


「遅いー!」


「でもお前ら、遅い方が良かったんじゃねーの?」


「…////


もう、何言ってるの!…


…でも、もっと遅い2人組がいるんだけどね〜」


「あ、噂をすれば!」


「ごめーん!まったぁー?」


「遅いよ〜」


まぁ、私達も今来たばっかりだし!


「大丈夫だよ!私達も今来たばっかりだから!」


…ふぅ〜。


どうしよ。


皆に言った方がいいのかなぁ…


うーん…でもなぁ…


そんなことを考えてたら、突然、勇大君に手を握られた。


「俺ら…付き合うことになったから。」
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