You are The One.
次の日。


ふぁ〜ぁあ。。

起きなきゃ。

でも、眠い…


うぅ。


朝ってほんと苦手…


「クロエ!

クロエ!起きて!

彼が来てるわよ!」


「はーい!

今起きまー…」






…え!?!


ママ今なんて!


「ママ!!??!?!?」


私はマッハの急いで髪をとかし、制服に着替え階段を降りた。


「クロエ!

遅いぞ!

いつまで彼を待たせるんだ!」


「お。

クロエ、おはよ。」


「ちょ!え?!

勇大君!?」


そう、やっぱりそこにいたのは勇大君だった。


「いやぁ、昨日ね、キッチンにいたら家の外にイケメンがいるから眺めてたのよ!

そしたら!
クロエを待っててね、もうびっくりしちゃって!」


「で、さっきちょっと早く来すぎたなーと思って待ってたら、クロエのお母さんに話しかけられてさ。


ほんっとびっくりしましたよ!」


「びっくりはこっちよぉ!

クロエさんのお姉さんですか?何て言うんだもの!」


「いやでも、綺麗な外人に話しかけられて、ほんとにお姉さんだと…」


「ははは。

全く、勇大君…と言ったかな。
君はお世辞がうまいなー!」


「パパ!!

お世辞ってなによ!お世辞って!」


「クロエん家はいーな、楽しそうで。」


「そんなことないよ!」


「俺、クロエさんが悲しむようなことは絶対しませんし、大切にします!

だから、クロエさんと付き合うことを許して下さい!」


「まぁ、いーのよ!そんな!」


「最初からそのつもりだ!
俺が高校生の時と比べれば君は何十倍もいい子だよ!」


「ふふっ。ほんと!」


「ママ、パパ…」

「さぁ!間に合わなくなるわよ!学校!

クロエ、早く食べて!」


「うん!」

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