You are The One.
結局2人にはそう伝えて、私は昨日の場所へとむかった。


着くと、昨日のメンバーがいた。


「遅い!


ねぇ、あんたのせいで私達今日ケーキバイキング行けないんだけど。」


「じゃあ、呼ばなければよかったんじゃない?」


「は?


今なんつった?」


「もぉ〜、やめて沙奈!


そんなくだらない話したい訳じゃないの。」


その沙奈って女の子に少し文句を言おうとした時、葉月ちゃんが遮った。


「私ね、あんたのせいですっごくストレス溜まってるの。


だから、その発散ぐらいさせてくれてもいいでしょ?


可愛くて優しくて、裏表のない完璧なあんたみたいに私は上手にできてないのよ。


ほんっと、目障りなのよね。」


その言葉を合図に、周りの女子達が一斉に私を蹴り始めた。


「きゃっ!


痛い!


やめて!お願いだから!」


「うるさいわね!」


そう言った子が、また蹴り始めようとした時だった。


「やめて‼︎


なにやってるの?」


「なによ?


あんた言ったの?


誰にも言うなって言ったでしょ?」
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