You are The One.
少し肩を落としながら、先生に言われた席へと向かった。


私の席は1番後ろから2番目。


その後ろには男の子が座ってる。


腕を枕がわりに、突っ伏して寝てるから顔は見えない。


…ん?ちょっと待てよ!


ってことはこの人、私のさっきの恥ずかしぃ〜出来事はみてないってこと!?


やった!やった!


なぁ〜んか嬉しくなった私は、私の方を見ていないその人にすっごい笑顔で、
これからよろしくね!って言った。


この時私は気づかなかった。


1人の生徒が私を睨んだことを…。
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