You are The One.
案の定、勇大君の方が先についていた。


「呼び出しといて、くんのおせぇよ。」


「ごめん!


ぼーっとしてて…。」


顔の前で手を合わせて真剣に謝ってますポーズ!


「まぁ、同じタイミングででても葉月に怪しまれてただろうし、このぐらいの時間差なら大丈夫だろ。


んで?」


「え?」


「話したいこと。


あんじゃないの?」


「あ!そうだった!」


勇大君は私の様子をみて、クスッと笑った。


「あのね、昨日は…ありがとう。


花梨ちゃんと、美月ちゃんに伝えてくれたの、勇大君なんでしょ?」


「っ!


その話かよ!


てか、あいつら…」
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