【完】嘘恋〜俺様男子とピュア系女子〜
それぞれの気持ち
遠藤 愛美 side
次の日のお昼休み、今日も委員会でいない紗香。
「遠藤、」
お弁当を食べ終わりボーッとしていると早瀬君に呼ばれた。
ドキーッ!
「な、なに?」
「ちょっと来てくれる?」
「う、ん…」
ドキドキしながら着いて行くといつもの空き教室に連れて行かれた。
「遠藤……」
なぜか熱っぽい声で呼ばれて顔が赤くなってしまう。
「クスッ、顔真っ赤。可愛い……」
笑われたかと思えば頬に手を添える早瀬君。
なんでそんなことするの…?なんで可愛いとかいうの?
「や、めてよ…っ、早瀬君には…三浦さんがいるじゃん…っ!」
俯いてそう言えば早瀬君は私の顎を手でグッとあげる。