【完】嘘恋〜俺様男子とピュア系女子〜



それぞれの嘘から始まった私たちの恋。



第一印象は最低。だけど付き合ってるフリをしてるだけで彼のいろんなことがわかった。



だけど、それでも私たちはまだ知らないことだらけ。



だからさ、私はこれから少しずつ知っていけばいいと思うの。



例え嘘から始まってもこの気持ちは嘘じゃないんだから。



だから私は胸を張って言える。



早瀬君のことが好き、って。



ときには辛く切なく、ときには楽しくドキドキしたり。



恋なんてしたくなかった。これは本音。
だって好きな人の言動で一喜一憂しちゃうじゃん。



でもさぁ、それって素敵なことだとは思わない?



叶わない恋もあるけれどできる限りのことをやろう。



ってか、そんな難しいことを考えてる暇なんてないんだから。



「早瀬君、これからよろしく。」



少しでも多く早瀬君を知りたい。好きなんだよ、早瀬君が。



「あぁ、よろしくな。」



私たちはどちらともなくキスをした。



END
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