【完】嘘恋〜俺様男子とピュア系女子〜
「……早瀬君、ショッピングの意味わかってる?」
「俺はそんなにバカじゃねーよ。」
本当に大丈夫かな?
そう思ったところで目的の駅についたらしい。
「ここで降りるの?」
「あぁ。」
降りて改札を通ってしばらく歩く。
すると、
「うわぁ、大きい…」
大きいショッピングモールについた。
「どこから回る?」
デパートに入りそう聞くと、
「どこでもいい。好きなところいけ。」
1番困る答えをもらってしまった。
「どこでもいいって……。
うーん、じゃあ…ゲームセンター行きたいっ!」
「わかった。こっちだ。」
早瀬君はそう言って私の手をギュッと握った。
「ひぅっ!」
突然のことだったから驚いて変な声を出してしまった。
そんな私を怪訝そうに見て早瀬君は
「一応付き合ってる設定なんだからあたりめーだろ。」
と言った。