【完】嘘恋〜俺様男子とピュア系女子〜
好き…?
次の日、朝ーー
「行ってきます。」
ガチャリとドアを開ければそこには早瀬君。
「おはよ、早瀬君。」
昨日のドキドキしてたのは…
「はよ。好きでもない奴に抱きついたやつ。」
うん、きっと気のせいだろう。
「あんたねっ…」
だって今ものすごく殴りたいから。
「事実じゃん。」
でもそう言われるとなんにもできない。
「バカっ!」
昨日のドキドキはきっと気の迷いだ。
急に優しくされたからビックリしてドキドキしちゃったんだよ、きっと。