ナガレボシ〜幕末に生きた武士たち〜




のろのろと布団から起き上がり、着流しから袴に着替える。



それから、洗顔して、朝餉を作って、洗濯をしてから街に出る。




1人暮らしだから、すべて自分でやる。





(私は、誰にも頼らない)






今日も昨日みたいに、ただ時が過ぎていくだけの1日。








……に、なるはずだった。





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