1ヶ月に賭けた恋
始まり
1日目
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「はぁ〜‥」
マイは自分の気持ちとは裏腹に
素晴らしいくらいの晴天な空を
見つめながらため息をつく。
『15回目ーっ!』
その隣にはうちわを
暑そうに扇ぎながらマイを
見つめて何かを数えるサリ。
「何が15回目なの?」
マイは空から目を離し
サリを見た。
『本日のマイのため息の数でーっす!
いやーっ、マイさん素晴らしい!』
サリはパチパチとうちわで
手をたたく。
「うわぁー!サリちゃん何か
嫌みったらしいー!」
『そりゃあ嫌みったらしくもなるよ!
ただでさえこんな暑いときに
ため息なんてはかれたらさ!』
サリはそう言ってマイの頭を
うちわでポンっと叩いた。
「うぅー!それはごめん!
だってさ!だって‥!
はぁ〜‥」
『‥何?また先輩?』
うん、また先輩。
いつもいつも私を悩ませる先輩、
小池先輩。
『今度は何があったのよ?』
そう言ってマイをうちわで
扇ぐサリ。
「何もない」
『‥は?』
何もないのっ!
ここ1週間、
小池先輩と1度も会っていない
ことが今の私の悩み。
会うといっても私が
先輩を見かけていないだけ。
先輩は私の存在すら
知らないんじゃないかな?
だって、私の一方的な片思い。
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「はぁ〜‥」
マイは自分の気持ちとは裏腹に
素晴らしいくらいの晴天な空を
見つめながらため息をつく。
『15回目ーっ!』
その隣にはうちわを
暑そうに扇ぎながらマイを
見つめて何かを数えるサリ。
「何が15回目なの?」
マイは空から目を離し
サリを見た。
『本日のマイのため息の数でーっす!
いやーっ、マイさん素晴らしい!』
サリはパチパチとうちわで
手をたたく。
「うわぁー!サリちゃん何か
嫌みったらしいー!」
『そりゃあ嫌みったらしくもなるよ!
ただでさえこんな暑いときに
ため息なんてはかれたらさ!』
サリはそう言ってマイの頭を
うちわでポンっと叩いた。
「うぅー!それはごめん!
だってさ!だって‥!
はぁ〜‥」
『‥何?また先輩?』
うん、また先輩。
いつもいつも私を悩ませる先輩、
小池先輩。
『今度は何があったのよ?』
そう言ってマイをうちわで
扇ぐサリ。
「何もない」
『‥は?』
何もないのっ!
ここ1週間、
小池先輩と1度も会っていない
ことが今の私の悩み。
会うといっても私が
先輩を見かけていないだけ。
先輩は私の存在すら
知らないんじゃないかな?
だって、私の一方的な片思い。
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