1ヶ月に賭けた恋
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『呆れた‥』


サリちゃんはまたうちわを扇いで
私の方を見て言った。



「うん、でもねっ!
私先輩に会わないと干からびちゃう!」


そう言って泣き真似をするマイ。



『マイさ、行動に移さないと
何も変わんないよ?


ずっとこのままだよ?』



ズサッと胸に刺さる
サリちゃんの言葉。



『マイ、このままは嫌でしょ?』


サリの厳しい言葉にうんうん、
と涙を堪えながら頷くマイ。


『なら、やることは1つだよね?』



うん、そうだよねっ‥!

行動に移すんだ!

先輩に話しかける!




そんな時だった

『さくらー!』


そう言って私に駆け寄ってくる
男子が1名。


あっ、ちなみにさくらとは
私のこと!

本名は 桜 舞

と申しますのです!



そんなことより、

「‥どうかした?たっちゃん」


私に駆け寄ってきた男子はたつや、
通称たっちゃん。



『さくらって部活
入ってなかったよな!?』



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