1ヶ月に賭けた恋
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『ランちゃーん!』


ユミ先輩はグラウンドの隅で
ボールを磨いている女の子を
手招きして呼んだ。



その子はチラッとこっちを見て
私たちのもとに駆け寄ってきた。



『ランちゃん、こちらは
ちなみちゃんの代わりに
マネージャーをしてくれる
マイちゃん。』



ランちゃんは黒髪のさらさらヘアーで
クリクリした目をしていて
お人形さんみたい。


ちなみにユミ先輩は
明るい茶髪のセミロングで
とてもキレイな顔立ちで
モデルさんみたい。



「ランちゃん、よろしくねっ!」



『‥‥‥‥‥』




えーっと、



あれ?無視‥?




『ユミ先輩、まだ仕事残ってるんで
戻ってもいいですか?』


私のことは
完全無視のランちゃん。




『え‥あー‥うん』



ユミ先輩の言葉を聞いて
ランちゃんはもとの場所に
戻っていった。



「あはは、私嫌われてるのかな?」


『大丈夫大丈夫!

ランちゃん人見知りだから
徐々に仲良くなれるよ!』


そう言ってユミさんは
私に向かってニコッと笑った。



早くランちゃんと
仲良くなれたらいいな。



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