5日だけの二人
ミカは言うにはナカムラさんはレアキャラクター(幽霊)らしいが、これはどう見ても実在する人物だ。 何せみんなで仲良く肩を組んでるんだ、これが幽霊だと言うなら前代未聞の心霊写真だな。 これはいい物を手に入れた、光一はそれをポケットに入れるとようやく車を出した。

車で10分ほどでアパートに到着

光一は部屋に戻るとユカにメールを送った。 定期は入って無いから急ぎでは無いだろう、そう思った光一は明日にでも届ければいいかと考えた。 その数分後、光一の携帯に一通のメールが届いた。 タイミングから考えてきっとユカだろうと考えた光一だったが、それは後輩の桐山からだった。 はて? 珍しい事もあるもんだと思いながらメールを開く、しかしそのメールの内容はいささか意味不明な物だった。
【今日、パスタを作りました。 今日、飲み物を作りました。 今日、人生観を作りました。 私は今日、幸せになりました。】
じっくりと慎重に読み返してみるが、はっきり言って何がなんやら理解できん。
< 113 / 163 >

この作品をシェア

pagetop