5日だけの二人
なんとなく呼び止めようとした光一だったけど、それには気が付かなかったのだろうか? 北見達はさっさと行ってしまった。 何だっていうんだ一体? 光一はしばらく立ち尽くしていたが、やがて考えるのが面倒になり、“まあいいか”と妥協した。 それからしばらくして、
「ごめんね遅くなった。 今日は北見さんに帰ってもらったからお菓子の場所が見つからなくて。」
両手に大量のお菓子を抱えたミカが戻って来た。
「そうみたいだな、今さっき俺のところに挨拶に来たよ。北見さんと、メイドのナカムラさんの二人でな。」
俺はミカからお菓子を受け取ろうと手を伸ばしたが、ミカは両手のお菓子を全て床に落として俺を見た。
「ナカムラさん? あの人を見たの?」
少し興奮気味に俺を見るミカは、何故か楽しそうだった。
「…? ああ…、見たけど。どうしたんだよ一体?」
するとミカは天を仰いで、
「いいなあ! 私一度も見た事無いのに。 お兄ちゃんは運がいいね、ナカムラさんはこの屋敷にいる隠れキャラクターの中でも一番のレアキャラクターなのに。」
「ごめんね遅くなった。 今日は北見さんに帰ってもらったからお菓子の場所が見つからなくて。」
両手に大量のお菓子を抱えたミカが戻って来た。
「そうみたいだな、今さっき俺のところに挨拶に来たよ。北見さんと、メイドのナカムラさんの二人でな。」
俺はミカからお菓子を受け取ろうと手を伸ばしたが、ミカは両手のお菓子を全て床に落として俺を見た。
「ナカムラさん? あの人を見たの?」
少し興奮気味に俺を見るミカは、何故か楽しそうだった。
「…? ああ…、見たけど。どうしたんだよ一体?」
するとミカは天を仰いで、
「いいなあ! 私一度も見た事無いのに。 お兄ちゃんは運がいいね、ナカムラさんはこの屋敷にいる隠れキャラクターの中でも一番のレアキャラクターなのに。」