5日だけの二人
「さてさて紹介も終わった事だし、改めて聞きたいんだけど? 二人共今日はどうしたの? いつもは本館まで来たりしないのに、朝から顔を出すなんて珍しいね?」
部屋の隅に備え付けの冷蔵庫を開けながら、ミカは二人の姉達を交互に見た。
「私はお風呂に入りたくて。別館よりこっちのほうが広いし。」
ユカは首に巻いていたタオルを指差して説明した。
「ワカ姉…、いや、ミントちゃんもお風呂?」
ミカは冷蔵庫からオレンジジュースの缶を取り出して二人に手渡した。
「ナカムラさんがね、面白い人がいるよって教えてくれたんだ。どうせ別館にいてもヒマなだけだし、あんたの“お兄ちゃん”を見てみたくてね。」
ミントはオレンジジュースを一気に飲み干して、光一とミカを交互に見渡した。やはり“お兄ちゃん”と紹介されたのか!?、光一は天を仰ぐ。
「光一さん?だっけ? ミカの“お兄ちゃん”なんだよね? だったら私のお兄ちゃんて事にもなるのかな?」
ミントが光一の事を凝視していると、
「それは駄目。 光一は私だけの“お兄ちゃん”なんだから、絶対にあげないよからね。」
ミカはそう言って光一に抱きついた。
部屋の隅に備え付けの冷蔵庫を開けながら、ミカは二人の姉達を交互に見た。
「私はお風呂に入りたくて。別館よりこっちのほうが広いし。」
ユカは首に巻いていたタオルを指差して説明した。
「ワカ姉…、いや、ミントちゃんもお風呂?」
ミカは冷蔵庫からオレンジジュースの缶を取り出して二人に手渡した。
「ナカムラさんがね、面白い人がいるよって教えてくれたんだ。どうせ別館にいてもヒマなだけだし、あんたの“お兄ちゃん”を見てみたくてね。」
ミントはオレンジジュースを一気に飲み干して、光一とミカを交互に見渡した。やはり“お兄ちゃん”と紹介されたのか!?、光一は天を仰ぐ。
「光一さん?だっけ? ミカの“お兄ちゃん”なんだよね? だったら私のお兄ちゃんて事にもなるのかな?」
ミントが光一の事を凝視していると、
「それは駄目。 光一は私だけの“お兄ちゃん”なんだから、絶対にあげないよからね。」
ミカはそう言って光一に抱きついた。