抱きしめてくれる？

昼休み



「ねえ…さやかとみうちゃん…」

「「どうしたの？」」

「つい見てしまうって恋なのかな？
頭に顔が浮かぶのって恋なのかな？」

「恋したの？好きな人出来たの？」

「それがわかんないから
真子ちゃんは聞いてるのよ」

「なるほど…見てしまう…顔が浮かぶ…
それは恋ですな…好きな人だよ！」

「たしかに私もゆいと好きになった時
いつの間にか見てしまうし
ずっと頭に顔浮かんでたよ？
今でもずっとそうだよ」

「ですよね…じゃあ好きなのか…」

「「で！誰？誰々？」」



私は健君の方を見る。




「なるほど…清水ね…
やっぱり好きになると思った！」

「声が大きい！」

「いいと思うよ！
ライバルのりあなちゃんは怖いけど…
ゆいとは知ってるの？」

「うん、知ってるよ」

「じゃあ今日
自分で本当に好きかたしかめてみたら？
2人きりにするから！」

「言ってることまるまる
ゆいとと一緒だね」



ゆいととみうちゃんは似てる。