抱きしめてくれる?

「ちょっと離してよ!痛い!」



学校の帰り
道の曲がり角に力也がいた。

無理やり公衆トイレに連れて行かれる。




「お願い…離して!」




公衆トイレに連れ込まれ
力也はトイレの鍵を閉める。




「なんで?なんでだ?
なんで俺がダメなんだよ!
なあ?なんか言えよ!
俺は…お前しかいないんだよ!
お前しか無理なんだよ!」



力也は私の肩をつかみながら言う。

怖くてなんも言えない…。
もうこれは殺される…。
終わった…。

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