隣の席のキミが好き
あっ、目が合った!




ダメ、目を逸らしちゃダメ。




頑張って、笑ってみた。




青葉くんも笑ってる。




嬉しいよ~!!



笑いがこみあげてきて、口角上がりっぱなし。




こんなに喜んでたら、気になってるのがバレバレじゃない?




締まりのない顔を戻そうとするけど、ダメ。




どう頑張っても、顔が緩みっぱなしだ。










「おはよ」




「おう。昨日は…ゴメンな」




席に着きながら、青葉くんが呟く。


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