隣の席のキミが好き
肩を組むことはあっても、抱きしめる行為まではしたことがないだけに、




周りがパニックに。




咄嗟にした行動だけど、もう遅い。




「青葉くん、ひどい!!あたしに返事待ってって言ったよね!?ホントはもう彼女がいたんだ」




「ヤダ!あたしの青葉くんなのにっ。誰なの、あの子」




そして。




俺の腕の中で、真っ赤になって固まっているこの子。




あ……。



今やっと、気付いた。












鈴木って、




今朝俺が、相沢と間違えた女だ。



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