隣の席のキミが好き
志摩が、真に受けそうっつってたよな。




目、潤んでるし。




「あ……え、と」




「青葉くん、あたし……こういうことされたの、初めてで。もし冗談だとしても、嬉しい。あたしの王子様になってください」




ぎゅ。




え……。













鈴木って、真面目そーなのに超大胆。




俺の背中に腕をまわし、ギュッと抱きしめてきた。




ドクドクドク。



鈴木の心臓の音かと思いきや、俺のだ。



顔色こそ変わらねーけど、



きっと、俺の方がアガってる。



だって……



だって、さ。



俺だって、



こーいうことされたの、



初めてだし!



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