隣の席のキミが好き
「自分大好き、俺一番、俺って最高。キモいでしょ~。ホント、史上最悪、あれは男のクズよ」




「クズ……」




あんなにキラキラして、誰からも好かれそうな青葉くんをクズ呼ばわりしちゃうんだ!?




「あたし、相沢栞っていうの。青葉とは同じ中学で、アイツ見てると寒気がするの」




「寒気……」




あたしはどっちかというと、青葉くんを見ていると心がホッコリする。




見ている人を幸せにする笑顔って、素敵だと思うから。














「だって、そうでしょ!?どの女にも、「好きだよ」「かわいいね」「キミだけだよ」って言うの。信用なんない!!」



そうだったんだ……。



他の女子にも、言うんだ。



さっきの出来事も、全てみんなにしていること。



ってことは……



あたしのあの発言も、ノリってことで許される?



それこそ本気にしてたってわかったら、寒い話だよね。



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