隣の席のキミが好き
「いいよ」




遠くで、青葉くんがさっきの女子に返事をする声が聞えてきた。




そうなんだ~、すぐにOKしちゃうんだ。




やっぱり、チャラい?




派手に見える志摩くんの方が、結構固いのかもしれない。




それでも、気さくな青葉くんの方が、




なんとなく安心なのは…




あの、キラキラとした笑顔のせい?











華のないあたしに話しかけてくるぐらいだから、




きっと優しい人なんだよね…




だから、誘ってくる女の子に冷たくできないのかも。




あーいう人が彼氏になったら、大変そう。




まあ、そんなことありえないんだけど。




あたしも余計な心配するのはよそう。



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