隣の席のキミが好き
ううん、それは考えすぎだよね。




誰だって、一番前は嫌だし。




青葉くんは、ただ後ろの方の席が良かっただけなのかも。




「一週間も奢るの?」




「そ。替わった俺に、鈴木にも奢ってもらおーかな」




「そんなことでいいなら!!奢るよ」


















きゃー。




こんなこと言って、青葉くんと一緒の時間を過ごしたいだけっていう、下心見え見え?




他の女子にニラまれるっ。




「うっ、ウソウソ!!冗談だよ」




すぐに訂正すると、青葉くんがクスクスと笑っている。




「マジかよー、本気にしたのに。学食のサンドイッチ、次の休み時間に奢ってくれよー」




ドキドキドキッ!!




これは、冗談なの?




ただのノリ?




わかんないっ!




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