隣の席のキミが好き

運が悪い★青葉ｓｉｄｅ

青葉side




俺、超運が悪い。




せっかく鈴木が誘ってくれたのに!!




今日に限って、中学のメンバーと一緒に昼飯食う予定だなんて。




ひとりで抜けてもいーけどな？




だけどそんなことしたら、志摩が何言うか。




鈴木だけヒイキにしてるのバレバレだし、




きっと鋭い突っ込みが入るはず。















「青葉って、鈴木が好きだろ～」って、鈴木の前で平然と言いだしそうだ。




そんなことされたら、




今の俺は、




照れで、鈴木を思いっきり避けてしまいそうだ。




そんなことしたくねーしな。




もう少し鈴木への気持ちを確認して、




気持ちが固まったそのときに、攻めの体勢に入ろう。




それまでは…




静かにこの恋心を見守る。




他の女にするみたいに、軽いノリでいけない。




もっとじっくり温めて、誠意をみせたいよな…。