隣の席のキミが好き
「わかった…」




「え、マジ?あのバカっぽいセリフ吐きまくるの、やめる?」




志摩が嬉しそうに俺の顔を覗きこんでくる。




「バカっぽいって!」




「完全にバカだろ。キミの笑顔が一番輝いてるよ~なんてな。でも俺が女なら、ホレてる」




同じ中学のヤツがニヤニヤしてる。




「バカって言うな」




「青葉が言うと、なんでも許せる。俺はお前が好きだ!!」




「なんの告白だよ!ぎゃ~、やめろって!!」




何が嬉しくて、男にコクらんなきゃなんねーんだよ。




「多少残念だけどな、俺も好きだ」




志摩まで入ってきて、3人で抱き合うハメに。

















「げ~!!やめろよ」




「王子が、げ~とか言うなよ。女子が聞いたら泣くぞ」




「男同士で気持ちわりぃ。寄ってくんな!!」




押しのけるけど、フざけて離れてくれない。




周りの女子は、俺らがただはしゃいでるだけだと思ってクスクスと笑っている。




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