隣の席のキミが好き
その頃はまだ色んな女子と適当に話してて。




一緒に帰っただけで、付き合ってるとか勝手にそーいう噂を流された。




話が合うって思っても、まだ好きだと自覚する前にそんなことになって。




そのうち俺の知らないところで、女が争ったりしてるのを目の当たりにして、




みんなにいい顔してれば、平和なんじゃないかと思うようになった。















その通りで、




色んな女に甘い言葉をいいまくってると、




周りの子は俺を見てキャーキャー騒ぐ。




誰かと特に親密になることもなく、まるでアイドル状態。




密かに好きな子もいたけど、




そういう子に限って、




いつも通りに接することができない。




そう…




鈴木に、いつもの俺が発揮できないのと同じように。




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