隣の席のキミが好き
「きゃっ」
俯きながら、ボーッと階段を上っていると、誰かにぶつかった。
「悪い」
階段にしゃがみこんだ女に手を差しのべると…。
「青葉くんっ!?」
それは、鈴木だった。
「おわっ!!」
思わずひっこめそうになった手を、もう一度鈴木の顔の前に。
ドキドキドキ!!
なんでこのタイミングで現れんだよ!!
「大丈夫、ひとりで立てるよ」
鈴木は俺の手を取ることなく、立ちあがった。
行き場の失った手を、ポケットに突っ込む。
そのまま階段を下りて行く背中に、声をかけた。
「もうすぐ授業始まるぞ~」
俯きながら、ボーッと階段を上っていると、誰かにぶつかった。
「悪い」
階段にしゃがみこんだ女に手を差しのべると…。
「青葉くんっ!?」
それは、鈴木だった。
「おわっ!!」
思わずひっこめそうになった手を、もう一度鈴木の顔の前に。
ドキドキドキ!!
なんでこのタイミングで現れんだよ!!
「大丈夫、ひとりで立てるよ」
鈴木は俺の手を取ることなく、立ちあがった。
行き場の失った手を、ポケットに突っ込む。
そのまま階段を下りて行く背中に、声をかけた。
「もうすぐ授業始まるぞ~」