Love me…
『まだ害になるというのが信じられないのなら、言いふらしたっていう噂を聞いたときあたしをこの学校にいる全員見てる前で潰せばいい。それで見せしめにすればいい。だってあたしには何をしてもいいんだから。少し関わればあたしはあなたたちと同系統にさせられているんでしょう?』
「…」
『あなたたちとこれ以上関わるつもりもない。あたしは自分の教室か、この空間にしかいないから。この学校でのあたしの居場所はここだけ。だから安達康夜さんたちが五階に来なければまず会わないと思いますよ。』
だから、出て行ってください。お願いですから。
あたしはそれだけ言うとドアのほうを向いた。
そして、
『あたしが次にここのくるまでに出て行ってくださいね』
そういって足早に出て行った。