私はイラナイ子
取り柄のない子

私を受け入れて

「もう!
なんでこんなこともできひんの?」
「チッ…ほんま、いらん子やな。」





あぁ…まただ。


私は、母の声が聞こえるたびに
布団に潜り込む。


「はよ!携帯ばっかいじっとらんと!」







ずっと、ずっと…

私は、母親からの侮辱に耐えてきた…。

イラナイ子。
取り柄のない子。

ひどい時には、
"産まなければよかった。"
とまで言われた。


それでも私は、必死に
布団の中で、唇を噛み声を殺して泣いた

鉄の味が口の中に広がることだってあった。

それでも私は、我慢し続けた。
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