私はイラナイ子
その日はひどく母に怒られた私は


授業もろくに耳に入らず、
ふと、うつむいた時に
我慢していた涙が両目からこぼれ落ちた


それに気づいた隣の子が

「大丈夫?」と声をかけてくれた

私は答えることができず、
ただ涙を流すだけだった。


すると、どこかから…


「ただでさえうざいのに

泣くなよ。ほんと目障り。」


そんな声が聞こえてきた。

聞き間違えるはずがない。



その声は確かに…


私の親友のものだった。
< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop