涙々~RUIRUI~
そして今日、涼哉は夜遅く…、1時過ぎに帰ってきた。
わたしの中で、噂が少しずつ噂じゃなくなる。信じたくない。
「はぁ…」
頭がグルグルで疲れた。夜中に目が覚めたわたしは、水を飲みに部屋を出る。台所に行き、そこにあったコップに水を入れ飲んだ。
すっきりしない…。
飲めると思ってコップいっぱいに入れた水は、半分飲んで捨てた。
「………」
涼哉が逆援…。
まさか…、涼哉がね…。そんなお母さんに失礼なことはしないだろう。いくらおちゃらけてたって、体を売るなんて…。
「ふわぁ~」
台所を出ようとした所、欠伸が聞こえ立ち止まる。向こうもわたしに気付いたのか、足音が速く近づいてきた。
「あれ?蕾じゃん」
「涼哉…」
まさかの偶然。思っていた相手が現れるなんて…。
「蕾も水飲みに?ぁ…、もう飲んだのか」
「うん…」
涼哉は言いながら水をコップに注いだ。
「涼哉、あの…さ……」
「噂…、まさか信じてないよね?」
わたしの中で、噂が少しずつ噂じゃなくなる。信じたくない。
「はぁ…」
頭がグルグルで疲れた。夜中に目が覚めたわたしは、水を飲みに部屋を出る。台所に行き、そこにあったコップに水を入れ飲んだ。
すっきりしない…。
飲めると思ってコップいっぱいに入れた水は、半分飲んで捨てた。
「………」
涼哉が逆援…。
まさか…、涼哉がね…。そんなお母さんに失礼なことはしないだろう。いくらおちゃらけてたって、体を売るなんて…。
「ふわぁ~」
台所を出ようとした所、欠伸が聞こえ立ち止まる。向こうもわたしに気付いたのか、足音が速く近づいてきた。
「あれ?蕾じゃん」
「涼哉…」
まさかの偶然。思っていた相手が現れるなんて…。
「蕾も水飲みに?ぁ…、もう飲んだのか」
「うん…」
涼哉は言いながら水をコップに注いだ。
「涼哉、あの…さ……」
「噂…、まさか信じてないよね?」