涙々~RUIRUI~

遊々


中学3年の頃、何度か兄ちゃんの家に遊びに行っていた俺はある女の子を紹介された。
「ミミで~す♪」
兄ちゃんの家でエロ本を盗み見ていたら、突然入ってきたミミと言う女の子。エロ本を隠すことも忘れて、そのやたらと露出された身体を見ていった。
「バカ、何見てんだよ。このエロ助が」
「いて…っ」
軽くドツかれてエロ本没収。
「シンヤ君だよね♪」
「いや…、りょう…」
「佐武シンヤ!結構、イケてるだろ?」
俺を遮って兄ちゃんは言う。いや、涼哉なんだけど…。
「ふふっ、よろしくね♪」
何が『よろしくね♪』だ。異様にくっついてくるミミちゃんは、スタイル抜群の巨乳ロリ顔。タイプじゃない…。
「じゃあ、ミミは用意して、シンヤはこっち来い」
「は?ちょ…っ」
「はぁい♪待ってるよ、シンヤ君」
ミミを寝室に残して、二人リビングへ。
「どういうこと、兄ちゃん。シンヤって…、俺リョウヤなんだけど…」
「まぁまぁ、落ち着け。お前さ、ミミとヤれよ」
ヤれって、中学生に言うか。ミミちゃんも同じくらい。いや、あの顔だと中学上がったばかりくらいか…。
「………、はぁ?」
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