昨日、学校一の不良に壁ドンされちゃいました!



凌我といる時の、このモヤモヤドキドキする気持ちのことだ。

凌我と強制的に付き合うようになってから、あたしの心はすごく忙しくなった。


授業中ずっと凌我のことを考えて、全く集中出来ない。
と言いつつ、前も大して集中してなかったんだけど。

凌我といる時は、ちょっとしたことでドキドキして、このままじゃ死ぬんじゃないかと思う。

周りの対応が変わったこともあって、一ヶ月前のあたしなんてもう想像できないくらい全然違う毎日だ。


ただ、一つだけ、前と変わらないこともある。


それが、

「ねーえ、ほんっっとうにあいつと付き合ってるの??」

この、柊さんの態度。

「付き合ってるよ!柊だって見てるじゃん!」

「いやあ、でも何か怪しいんだよ。てか、優乃ああいうタイプ好きにならないを通り越して大嫌いじゃん」

「いや、だからそれは・・・」

柊だけは、あたしに前と何も変わらず接してくれる。
だけど、あたしと凌我の関係に対してだけは、誰よりも辛口で未だに疑っている。

< 82 / 93 >

この作品をシェア

pagetop