猫の世界と私
「そっか…」
「……そう…でも、何で私が生きていることが分かるの?私自身は分からないのに…」
「時間が動き出したからだよ」
「何でそれで?」
「私の記憶が欠落していった理由、分かる?」
「…ううん、分からない…」
「瑛祐君は時間が経つにつれて、思い出は生き続けているけど、私がどんな声だったのか、どんな笑顔をしていたのかが分からなくなっていったって言ってたでしょ。だから、私の記憶も同じように欠落したの。だって、この世界は瑛祐の世界だから…すぐそこにある廊下が暗闇に見えるのも…明るい思い出から、暗い思い出までの道のり。不安が強くあるから、そう見えてるんだと思う」
「………じゃ…何で私もこの世界に…?」
「それは、未来のことを大切に思ってるからだよ」
「え…?」
「この世界の時間が動き出したのは、未来、あなたの存在が瑛祐にとって大きくなっていたからよ。そして、今まだ動いているということは、未来は生きてる。目が覚めるのを待っているのよ」
「………え…」
「……そう…でも、何で私が生きていることが分かるの?私自身は分からないのに…」
「時間が動き出したからだよ」
「何でそれで?」
「私の記憶が欠落していった理由、分かる?」
「…ううん、分からない…」
「瑛祐君は時間が経つにつれて、思い出は生き続けているけど、私がどんな声だったのか、どんな笑顔をしていたのかが分からなくなっていったって言ってたでしょ。だから、私の記憶も同じように欠落したの。だって、この世界は瑛祐の世界だから…すぐそこにある廊下が暗闇に見えるのも…明るい思い出から、暗い思い出までの道のり。不安が強くあるから、そう見えてるんだと思う」
「………じゃ…何で私もこの世界に…?」
「それは、未来のことを大切に思ってるからだよ」
「え…?」
「この世界の時間が動き出したのは、未来、あなたの存在が瑛祐にとって大きくなっていたからよ。そして、今まだ動いているということは、未来は生きてる。目が覚めるのを待っているのよ」
「………え…」