°°ワガママの果て°°
ポカンと呆れる悟くんの表情を見ながらわたしはある事に気がついた。
「ねぇ!濡れたぁ…寒い」
「当たり前だろ!絶対風邪引くから」
屋根の下に入って震えるわたしに
悟くんは自分の上着を掛けてくれた。
「そもそもこんなに雪が積もってんのによくそんな薄着で出てきたな」
「わたし基本いつも薄着でしょ?だから大丈夫だと思ったの…」
震えが止まらなくなったのは言うまでもなくて、雨がいつ雪に変わるかもわからない微妙な気温。
あんな風に家を飛び出して、
まだ2時間も経っていないのにノコノコ帰るのも絶対嫌だ。でも寒い…
そんな葛藤をしながら丸まるわたしを見て悟くんが言った。
「お前さ、家近いんだからとりあえず一旦着替えて来れば?俺待ってるからさ」
「ねぇ!濡れたぁ…寒い」
「当たり前だろ!絶対風邪引くから」
屋根の下に入って震えるわたしに
悟くんは自分の上着を掛けてくれた。
「そもそもこんなに雪が積もってんのによくそんな薄着で出てきたな」
「わたし基本いつも薄着でしょ?だから大丈夫だと思ったの…」
震えが止まらなくなったのは言うまでもなくて、雨がいつ雪に変わるかもわからない微妙な気温。
あんな風に家を飛び出して、
まだ2時間も経っていないのにノコノコ帰るのも絶対嫌だ。でも寒い…
そんな葛藤をしながら丸まるわたしを見て悟くんが言った。
「お前さ、家近いんだからとりあえず一旦着替えて来れば?俺待ってるからさ」