°°ワガママの果て°°
家を飛び出すと全てをオレンジに染めていた夕陽はアッという間に沈んで辺りは一瞬にして夜に包まれていった。
アイツが待ついつもの一本道までひたすら走って息を切らす。
まだまだ寒いけど着実に春は近づいていて…
移り変わっていく季節も、
少しずつ変化していく俺たちの関係も明るい方向に進むように祈りながらアイツに駆け寄った。
「バイト決まって良かったね♡」
さっきの”泣きそう”のメッセージは何だったんだ?と思うくらい明るい顔で話すアイツ。
まぁ、元はと言えばバイトもお前とのイザコザのせいで……
「あっ♡悟くん悟くん♡
桜が咲いたら一緒に見にいこ?」
俺の言葉も待たず次から次へと話題を変えてくるアイツ。
「えー!どうしよっかなぁ…」
わざと言った意地悪。
頬をプーっと膨らませるアイツは予想外の言葉を口にした。
「なんでぇ!行こうよ行こうよぉ♡
あっ!!わかった!U(ゆう)と行きたいとか思ってるんでしょ?ひどいね…もういいよっ!」
アイツが待ついつもの一本道までひたすら走って息を切らす。
まだまだ寒いけど着実に春は近づいていて…
移り変わっていく季節も、
少しずつ変化していく俺たちの関係も明るい方向に進むように祈りながらアイツに駆け寄った。
「バイト決まって良かったね♡」
さっきの”泣きそう”のメッセージは何だったんだ?と思うくらい明るい顔で話すアイツ。
まぁ、元はと言えばバイトもお前とのイザコザのせいで……
「あっ♡悟くん悟くん♡
桜が咲いたら一緒に見にいこ?」
俺の言葉も待たず次から次へと話題を変えてくるアイツ。
「えー!どうしよっかなぁ…」
わざと言った意地悪。
頬をプーっと膨らませるアイツは予想外の言葉を口にした。
「なんでぇ!行こうよ行こうよぉ♡
あっ!!わかった!U(ゆう)と行きたいとか思ってるんでしょ?ひどいね…もういいよっ!」