°°ワガママの果て°°
「………はっ?」


目を見開いて言葉を失う亜希。



「だ~か~ら~!
王子さまが来てくれたの♡♡」



負けじと繰り返すわたしに
呆れた亜希がため息を吐く。



「もしかして悟くんのこと?」


「うん♡王子さま♡」


「頭大丈夫ですか~?」


「失礼な人!大丈夫だもん♡
きゃぁ♡パスタおいしそう♡
食べよっ食べよっ!!」




亜希はそんなわたしを見て少し安心したようだった。





「何はともあれ元気になって良かった!よし!食べよっ♪♪
しかし…悟くん凄いよね…!
付き合ってるわけでもないのに、
園夏の為に毎回毎回!」



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