°°ワガママの果て°°
「ねぇ、わたしにアドレス変更したってメール送ってくれた?」
「えっ?送ってないけど…お前隣に居るから自分で登録すると思って」
「なんでよ?ひどい!1番に送って欲しかったのにぃ~ていうか、1番に送るでしょ?普通は!」
グズるわたしの隣で悟くんはタバコをポケットから出し、呆れて笑いながら「わかったわかった」と頷いた。
タバコをくわえる横顔とサクラ並木が絵になりすぎて、細い目を更に細めて煙をフーっと吐くその仕草に胸が高鳴るのはもう何度目だろう。
「この歌いいよ」
そう言って悟くんが流してくれた音楽は甘酸っぱい恋の歌で、
”ねぇ悟くん、誰を想って聞いてる?”
聞けない想いを閉まってまた寄り添った。
「なら、わたしの好きな歌も聞いて」
わたしの大好きなアーティストの歌を流した。歌で気持ちを伝える様に…
”ねぇ悟くん、わたしはいつも悟くんを想って聞いているよ”
2人で順番に流す歌はどれも恋の歌で、サクラの季節にピッタリな雰囲気を運んできてくれた。
「そろそろ俺の家行く?」
悟くんの一言に思い切り頷いて手を繋いだまま歩き出した。
”来年も2人でお花見できるかな?
一緒にいられるかな…”
「えっ?送ってないけど…お前隣に居るから自分で登録すると思って」
「なんでよ?ひどい!1番に送って欲しかったのにぃ~ていうか、1番に送るでしょ?普通は!」
グズるわたしの隣で悟くんはタバコをポケットから出し、呆れて笑いながら「わかったわかった」と頷いた。
タバコをくわえる横顔とサクラ並木が絵になりすぎて、細い目を更に細めて煙をフーっと吐くその仕草に胸が高鳴るのはもう何度目だろう。
「この歌いいよ」
そう言って悟くんが流してくれた音楽は甘酸っぱい恋の歌で、
”ねぇ悟くん、誰を想って聞いてる?”
聞けない想いを閉まってまた寄り添った。
「なら、わたしの好きな歌も聞いて」
わたしの大好きなアーティストの歌を流した。歌で気持ちを伝える様に…
”ねぇ悟くん、わたしはいつも悟くんを想って聞いているよ”
2人で順番に流す歌はどれも恋の歌で、サクラの季節にピッタリな雰囲気を運んできてくれた。
「そろそろ俺の家行く?」
悟くんの一言に思い切り頷いて手を繋いだまま歩き出した。
”来年も2人でお花見できるかな?
一緒にいられるかな…”