°°ワガママの果て°°
ひざまずいたまま…
ポケットから取り出した携帯電話。



ミニスカートから出た素足は雪に包まれて凍りつくほど痛いはずなのに…
そんな事も気にならないほど必死にメールを作成していた。





”悟くん…ごめん。
会いたい…(´;ω;`)”





あんな一方的に終わらせたくせに、
拒否設定されてるかな?とか
アドレス変わってるかな?なんて…
一瞬頭によぎっただけで、なんのためらいも無く送信ボタンを押していた。






悟くんの気持ちも決意も知らないまま…





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