°°ワガママの果て°°
公園のベンチはかろうじて雪に埋もれる事なくいつも通りそこに在った。
わたしは冷たくなったベンチにそっと座って、はやる気持ちを抑えきれず足をバタつかせる。
ザク、ザクと聞こえてくる雪を踏む足音にすかさず振り返ると、2ヶ月ぶりの悟くんの姿。
無表情なのは元からだけど
今日はそれに加えていつもと違う違和感を感じた。
それでもわたしは
会えた事が嬉しくて
素直にそれが声と表情に現れた。
「久しぶり~♡元気だった?」
ベンチに座ったまま発した声は
公園中に響き渡る。
一方的にさよならを告げた事なんて
既に心の隅に追いやられているこの無神経さはわたしの悪いところ。
悟くんはわたしから少し距離をとって頭を抱えるような体制でベンチに座った。
そしてわたしの問いかけにぼそっと答えた。
「お前のせいで元気じゃなかった」
わたしは冷たくなったベンチにそっと座って、はやる気持ちを抑えきれず足をバタつかせる。
ザク、ザクと聞こえてくる雪を踏む足音にすかさず振り返ると、2ヶ月ぶりの悟くんの姿。
無表情なのは元からだけど
今日はそれに加えていつもと違う違和感を感じた。
それでもわたしは
会えた事が嬉しくて
素直にそれが声と表情に現れた。
「久しぶり~♡元気だった?」
ベンチに座ったまま発した声は
公園中に響き渡る。
一方的にさよならを告げた事なんて
既に心の隅に追いやられているこの無神経さはわたしの悪いところ。
悟くんはわたしから少し距離をとって頭を抱えるような体制でベンチに座った。
そしてわたしの問いかけにぼそっと答えた。
「お前のせいで元気じゃなかった」