怨ーline
「友里亜」
そう呼ばれて振り返ると凛がカバンをひっくり返していた。
どうやらスマホを無くしたらしい。
怨ーlineからメールが来た時、彼女はノートをとっていた。
スマホがなかったから出られなかったのだ。
――突然メールが来てビックリしたよ――
怨ーlineを開け、休み時間にアクセスする。
メールを開けるだけで拝読になるから、すぐに返信するしかないんだ。
――直で――
由衣(ゆい)はそう返した後で私元へやって来て、さっき届いたメールを見せてくれた。
「――って言うことは全員なの?」
本当は知っているくせにそう返事をした。
まあ、取り敢えず相当驚いたふりでもしておこう。
怨ーlineは何時の間にか一人歩きしていた。
拝読しているにメールを返さない凛に、容赦ない非難が殺到していた。
彼女は何も知らないはずなのに……
私は不思議に思い怨ーlineの記録を見てみた。
驚いたことに凛は拝読したことになっていたのだ。
(何かある?)
そう思った。
私が知る限り、彼女は一度もスマホに触ってもいない。
スマホ自体が無いのだから、拝読になるはずもなかったのだ。
そう呼ばれて振り返ると凛がカバンをひっくり返していた。
どうやらスマホを無くしたらしい。
怨ーlineからメールが来た時、彼女はノートをとっていた。
スマホがなかったから出られなかったのだ。
――突然メールが来てビックリしたよ――
怨ーlineを開け、休み時間にアクセスする。
メールを開けるだけで拝読になるから、すぐに返信するしかないんだ。
――直で――
由衣(ゆい)はそう返した後で私元へやって来て、さっき届いたメールを見せてくれた。
「――って言うことは全員なの?」
本当は知っているくせにそう返事をした。
まあ、取り敢えず相当驚いたふりでもしておこう。
怨ーlineは何時の間にか一人歩きしていた。
拝読しているにメールを返さない凛に、容赦ない非難が殺到していた。
彼女は何も知らないはずなのに……
私は不思議に思い怨ーlineの記録を見てみた。
驚いたことに凛は拝読したことになっていたのだ。
(何かある?)
そう思った。
私が知る限り、彼女は一度もスマホに触ってもいない。
スマホ自体が無いのだから、拝読になるはずもなかったのだ。