眼鏡男子の脳内デフラグ【番外編】
我儘
***
ガチャリとドアの鍵を開けた
「どうぞ」
「お邪魔しまーす」
彼女が僕の部屋に遊びにきた
「へーこんな感じの部屋なんだ」なんて呑気なこと言ってる
いつも、あなたにやられてばかりの僕ですが
今日はそのつもりはありません
今までの倍返しをします
「適当に座ってください」
「うん」
…………………
話しを切りだそう
「いつだったか、僕にもっと我儘になれと言ったのを覚えていますか?」
「覚えてるよ?」
「なってもいいですか?」
「??うん?」
では
「失礼します」と彼女をベッドに連れて行った
「へ?」
「我儘、聞いてくれるんですよね?」とキスをして
何度も何度もキスをして
「あ、きやま、くん…?」
ああ、心臓が持つだろうか
「途中で腹上死したらすみません」